ボンボンショコラの魅力とは?その1

「ボンボンショコラ」とは一口サイズのチョコレートのことです。

ベルギーなどでは「プラリネ」とも呼ばれています。

(フランスではローストしたナッツをキャラメリゼしたもの、またそれをペースト状にしたものやチョコレートと合わせたものも「プラリネ」と呼ぶので少しややこしい。)

 

ボンボンショコラというと

「お酒が入っているやつ?」

と言われることが多いのですが、

お酒の入った「ウイスキーボンボン」などはボンボンショコラの一種。
「ボンボン」とは一口大の砂糖菓子全般に使われる言葉です。
ですので必ずしも、

「ボンボン」=「お酒入りチョコレート」ではないのです。

 

ボンボンショコラの中身は

ガナッシュ(チョコレートと生クリームを合わせたもの)、

プラリネ、

ジャンドゥーヤ、

マジパン(アーモンドと砂糖をひいてペースト状にしたもの)、

コンフィチュール、

ギモーブ、

パートドフリュイ、

など様々ですが、

 

外見だけではどんな中身でどんな味がするのか分からないものがほとんど。

なので私たちは店頭の説明書や店員さんの話を聞いて味を想像し、好みのものを選びますよね。

 

今日はそのボンボンショコラをカットして、断面からその構造を観察してみました!

 

ボンボンショコラの構造

こうしてみると、それぞれ個性があるがすぐに分かりますよね!

その構造を簡単にご紹介します!

 

ボンボンショコラ ナチュール

 

当店の定番商品「ナチュール」はカードル(枠)を使ってガナッシュを作り、一口サイズにカットし、ダークチョコレートでコーティングしたもの。

1番シンプルな作り方です。

 

ボンボンショコラ アールグレイ

「アールグレイ」はアールグレイ茶葉の香りを移したガナッシュを、「ナチュール」と同様にカードルを使って作ります。

作り方は同じで、違いはコーティングがミルクチョコレートであること。

中身の味との相性を考えて、コーティングするチョコレートの種類も変えています。

 

ボンボンショコラ カフェ&ピーカンナッツのプラリネ

「カフェ&ピーカンナッツ」はコーヒーの香りを移したガナッシュとピーカンナッツのプラリネの二層仕立て。

厚みの違うカードルを重ねて使うことで二層、三層と素材を組み合わせることが出来ます。

 

ボンボンショコラ テオニア タンザニアカカオ75% ヘーゼルナッツのプラリネ

「テオニア」はモールド(型)を使ったタイプで、
ガナッシュとプラリネの二層仕立てで、

型にチョコレートを流し外殻を作ってから中身を入れて、再びチョコレートでフタをします。

型に色や模様をつけることで様々なデザインを施すことができ、華やかな見た目のものが多いです。

また、カードルで作るものと違い、柔らかいガナッシュや液状のものを中に詰めることができます。

 

ボンボンショコラ 桃のパートドフリュイ

人気商品「桃」もモールドタイプ。

外殻はホワイトチョコレート。中身はチョコレートではなく、桃のパートドフリュイが入っています。

パートドフリュイとは、果物のピューレを砂糖と一緒に煮詰めてペクチンで固めたものです。
フルーツの美味しさが凝縮されたゼリーです。

 

ひとつのボンボンショコラを作るには、
使いたい素材や目指す味わいによって

どんなチョコレート使いどの素材と合わせるのか?

コーティングのチョコレートは?

ひとつの素材でその味をストレートに表現するのか?

違う素材を組み合わせてその味を引き立たせたるのか?新しい味を生み出すのか?

一層か、二層か、三層か?

カードルか?モールドか?

それぞれの配合は?

ガナッシュの柔らかさ、固さ?

デザイン、飾りつけは?

などなど、

たくさんの要素を考慮して、最善のものを選び作り出されています!

 

普段、お店のショーケースに並ぶボンボン達は格好つけて何食わぬ顔をしていますが(笑)、

実は、地道で泥臭い努力が形になったもの。

ボンボンショコラが魅力的なのは、

その一粒にショコラティエそれぞれの技術や知識、創造力やセンスが詰まっているからかもしれませんね!

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